特別なリング

②ミルグレインのリング

ミルグレインと聞いて何を想像するでしょうか。
日本語ではミル打ちと呼ばれるものですが、ミルとはラテン語で「千」
グレインは「粒」です。
ミルグレインとは千の粒を打っているかのように、細かい装飾が連綿と
施される古くからある技法です。
アンティークジュエリーなどでも、見る機会の多いものです。

「千」という言葉の意味からも永遠、長寿、子孫繁栄など
縁起の良いイメージがあるため、マリッジリングに好まれて
取り入れられるようになった経緯があります。

このミル打ちの技法が入ると、シンプルなデザインの中にあっても
品格が備わります。
その小さな粒の一つ一つの繊細な輝きは、華美ではない独特の美しさがあります。

右側がミルグレインのリングです。
ハーフエタニティのリングと重ね付けしても可愛いです。

特別なリング

①エタニティリング

エタ二ティリングという言葉をどこかで耳にしたり、目にした覚えがある方も多いことでしょう。
エタニティが永遠を意味することからも、結婚指輪や婚約指輪。
また特別な記念として贈られたりと、言わば晴れの日のリングです。
見た目ももちろん、それにふさわしい煌びやかな宝石がリングのアームを飾ります。

エタニティリングには、フルエタニティ、ハーフエタニティとあり
フルエタニティはリングの腕をぐるりと一周宝石が留まったもの。
ハーフエタニティは文字通り、リングの腕の半分に石が留められたものを指します。

フルエタニティは豪華そのものですが、着用するシーンが限られるかもしれません。
一方ハーフエタニティは、リングの腕の半周が地金そのものなので使いやすいリングです。

重ね付けも素敵なハーフエタニティリングですが、着用時にポイントがあります。
それは指のサイズにぴったり合うところに着けること。
リングと指に隙間があると、回ってしまうのです。
それだけ気をつければ、おしゃれ度を一段とアップさせる
使い勝手の良いリングではないでしょうか。

画像左側がエタニティリング。

リングのアーム半周だけ石を留めたハーフエタニティですが
画像で確認できる部分だけでも着用時に十分艶やかさがあることがわかります。
一つの石をそれぞれ四隅で留めたので、作りに安定感があります。
また縁のあるデザインが、きりっと締まった印象も与えるリングです。
(石はダイヤモンドの代替としても使われることのある、人工石の
ジルコニアを使用しました)

ねこの日に贈るバングル

ねこの姿をモチーフに

2023年ねこの日を祝い、ブランドロゴをモチーフにバングルを制作しました。
大きさは手首にフィットするサイズ。
細い丸線を使用したので、軽い着け心地で大きさの調節も楽な仕上がりです。
アクセントには太陽の煌めきを持つサンストーンを選びました。
使用した石は、横切る割れ目を中央にカットしたものを選びました。
自然の産物である鉱石の魅力を活かしました。

ねこが傍にいてくれると、それだけで気持ちが温かくなる。
そんな気持ちも表現したバングルです。


石の中央に緑色の帯状の部分が入るカットのサンストーン